栗山工房・和染紅型とは

栗山工房は1952年設立。
沖縄の伝統的な型染め「紅型(びんがた)」に魅せられた初代・栗山吉三郎が、紅型と京都を代表する染物「京友禅」を融合させて生み出したものが「和染紅型」、通称「栗山の紅型」です。

和染紅型の特徴 1.紅型の大胆で鮮やかな美しさと京の感性・美意識の調和 2.縫い目で模様が途切れない、京風の絵羽模様 3.京友禅の染料による高い色の耐久性 4.糊を使った防染でしか生まれない独特のやわらかさ

栗山工房が守り続けるもの

全工程を手仕事で

手仕事でしか生まれない味わい、温かみ、奥深さをお届けすること。これこそが栗山工房の作り手の役割であり、創業以来、守り続けている信念です。

工房内で一貫作業

分業化が多い京都の染色業界ですが、栗山工房ではほとんどの行程を一貫して行っています。これは作家に近いスタイルで、より特徴のある品を製作するためです。
またこのことにより、時代に合わせた挑戦にも総合的に挑むことが可能です。 [ 詳しくは制作工程へ ]

伝統と進化の両立

創業以来の技法・世界観を変えることはありません。
ただし伝統の中に現代感覚を取り入れ、常に美しさの進化、斬新さにも挑戦しています。
ファッションカンタータに出品

若い職人の育成

栗山工房にはベテランから若手まで幅広い層の職人が従事していますが、中でもよく驚かれるのが、若い職人の割合が多いこと。
当工房では積極的に若手育成に取り組むことで大切な技術を守り、継承しています。